ブランドのコラボ商品を楽しみにしている方ってたくさんいるのではないでしょうか?
H&Mとバルマンのコラボとかヴィトンとシュプリームのコラボとか。
毎回コラボ商品が発売されるたびに長蛇の列ができています。
ブランドとブランドがコラボするという常識を覆したのがルイ・ヴィトンです。
ヴィトンは2017年からブランドとのコラボではなく、
なんとアートとのコラボをはじめたのです!
このような変革は美術館にまで及んでいるようで、
そこらへんを調べてみました!
ルイ・ヴィトンはどんなアートとコラボしてるの!?
ヴィトンは2017年春から、現代美術アーティストのジェフ・クーンズとのコラボレーションで、「MASTERS コレクション」を発表しています。
これは西洋絵画の巨匠たちの作品をハンドペインティングで再現したイメージをバッグに落とし込んだもので、第一弾にはダ・ヴィンチやルーベンスなど5人の画家が選ばれており、第二弾ではマネ、モネ、ゴーギャンなど印象派&ポスト印象派の画家が選ばれています。
ちなみに商品はこんな感じ!!
どうして印象派が選ばれるの!?
上野の国立新美術館で印象派の展覧会は数年に一回のペースで行われています。
展覧会というのは、美術品の保険料から運送費までかなりの経費がかかります。
その為、かなりの収益が見込めないと実現できません。
それでも、数年に一度開催しているのですから、やはり人気があるという事です。
この人気の理由を美術家で多摩美術大学の中村教授は
「どこかで見た安心感」と「わかりやすさ」だと言っています。
「パッと見て、綺麗で明るい。田舎の風景やパリの街などを描き、ドガ以外の画家には『虐げられた労働者』などの社会的な要素もない。心地よさ、見やすさが受けるのだと思います」とのこと。
美術館にはインスタ映えも重要
人気だということはわかりましたが、美術館もそれだけに甘んじているわけにはいきません。
記憶に新しいものでは、最長待ち時間が180分と話題となった「怖い絵」展があります。「怖い」というキーワードで絵画を集め、絵を読み解くという新しい見方を提示し大ヒットしました。
「怖い」というキーワードにより、参入障壁が低くなり、いままで美術に全く興味がなかった人も足を運んだのではないでしょうか?
ぼくもその1人なのですが、ただ絵が怖いというだけじゃなくて、この絵の背景にはこんな残酷な事があったんだよというメタメッセージも多く、怖いというよりは寧ろ面白かったです。
「怖い絵」展以外では、『レアンドロ・エルリッヒ展』や『草間彌生展』が印象的でした。旧来の展覧会は静かに鑑賞するというのが常識でしたが、これらの展覧会は参加型&体験型となっています。
様々な仕掛けに観客が参加する事で完成するアートや写真を撮って、SNSで拡散する事も可能だったりと、かなり型破りですよね。
展覧会も「参加して楽しむ」イベントやアトラクション感覚になってきている証拠なのでしょう!!
まとめ
ヴィトンとアートのコラボから日本では印象派の人気が強いことがわかりました。
美術館は印象派人気に甘んする事なく、新しい企画をどんどん形にしています。
今後、美術館の在り方もますます変わってくるでしょう!
新しいエンターテイメントを期待しています。
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